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目 次
直行便or乗継
全米横断ドライブ
日本食 in US
アメリカの方がおいしいものvs日本の方がおいしいもの
行く場所と時期の失敗
交通ルール
交通
マナー
信用履歴(クレジットヒストリー)
チップの渡し方

はじめに

 写真ばかりのサイトでしたが最近ようやく形をなしつつあります。そこでアメリカの旅にまつわる情報などをお届けしたいと思います。

  

直行便or乗継?

 アメリカを旅行するときにいつも悩むのがこの問題です。直行便は高く、乗継を選択すれば安いというジレンマです。日本では三大都市圏に住んでいる限りにおいては乗継で国内旅行をすることはまずありませんが、国土が広いアメリカでは各都市をハブと呼ばれる拠点が結びそこで乗り換えることによって全米をカバーしているので乗継は普通の出来事です。

 しかしアメリカ人にとっても直行便の方が楽なので値段はそちらの方が高くなります。たとえばフィラデルフィアからニューオリンズに行くとしましょう。直行便だと200ドルでアトランタで乗継だと140ドルとなります(値段は仮定ですが片道の概ねの値段)。経費的には手間のかかる乗り継ぎの方が高いはずですが値段の違いは搭乗率です。この場合フィラデルフィア−アトランタかアトランタ−ニューオリンズ便のが席が埋まっていないため値段を下げているのだと思われます。ところが同じ航空会社のニューオリンズ乗換のフィラデルフィア−マイアミ便はもっと安かったりするから混乱してきます。要するに便利な直行便は航空会社も強気の販売姿勢を見せるということです。

 ところが違う都市を比べるとそういった単純な構図が成立しません。主要都市間の直行便は安く、マイナー都市が目的地となる便は高くなります。例えばサンフランシスコ−ニューヨーク直行往復270ドルで買ったことがありますが、飛行機でイエローストーン国立公園に行こうとすると距離が半分で乗継にもかかわらず4-500ドルくらい払わないといけません。

 結論としては大都市を結ぶ乗継便が一番安く、直行はいくぶんか高く、マイナー都市に行くときには直行便はまずなく高い金を払って乗継を選択しなければいけません。距離と値段は単純には比例しません。需要と供給で決まります。どうせ乗継ならと思って長い乗継時間を選択すると直行の周遊扱いになって運賃がぐーんと上がりますのでそういったことを考えるのはやめましょう。

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全米横断ドライブ

 大陸横断なんていうと仰々しいですが世界五大陸の中で最も簡単に車で横断でるのがアメリカです。インターステートと呼ばれる高速道路の80号線をニューヨークからサンフランシスコまでノンストップで運転して45時間(Yahoo! Map情報)です。実際に丸二日で偉業を達成した人を知ってますが四人で交代して運転したそうです。大多数の人間にはそんなことはできないのでもっと時間をかけてということになりますが、それでも中途半端な気分ではアメリカ横断旅行はやめておいた方がいいでしょう。僕の場合は東から西への横断に9日、西から東へは13日かかっています。この旅行は念願を達成したわけでは全くなくカリフォルニアに三ヶ月間移住するために現地で車が必要だった事情によるものです。

 二つの横断にかかった経費を計算してみると飛行機で行った方がずっと安かったことがわかります。ニューヨーク−サンフランシスコの航空運賃が往復で300ドルの時代に一泊最低40ドルのホテル代、一日20ドル程度のガス代などさまざまな費用を考えると全米横断に勝ち目は全くありません。自分の車を運転しても完全な持ち出し(かつ往復で13000kmを運転したことによる車の評価損分もある)であり、レンタカーの人は毎日のレンタカー代、保険費用、片道なら莫大な乗り捨て料金という追加費用が発生するため余程の思い入れがない限り費用に見合うだけの見入りはないと思います。キャンプしてホテル代を減らすという手もありますが焼け石に水なので純粋に自然を楽しむものと考えましょう。

 ここまでは費用面を中心に悪い面ばかりを書きましたがいいこともたくさんあります。上空を通過するのと異なり地上を実際に走るわけですから飛行機ではまず行こうとは思わなかったようなところにたくさん行けます。その結果メジャーでない穴場を多く発見することができます。写真集の西部編にはみなさんが聞いたこともないような地点が多く収録されていますがドライブでなければ行かなかったような場所ばかりです。全米横断旅行には有名な観光地をスポット的に訪れる飛行機の旅行にはない魅力がたくさんあります。

 長期休暇に長年の念願を達成してみたい人にはおすすめですが中途半端な気分でやると予定を狂わせる思わぬトラブルなどが発生します(特に日本からの旅行では対処法に困るでしょう)。予算と日程に普通の旅行以上に余裕を持っておくこと、長期間の旅行を予約でがちがちに縛らないこと、この二つができればより楽しめるのではないかと思います。全米42州に実際に行っているのでメールで問い合わせていただければ何らかのアドバイスはできると思います。

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  日本食 in US

 アメリカに住む日本人にとって重要な問題になるのが食事です。やはり多くの人は食べ慣れている日本食が食べたくなります。近年、アメリカでも日本食は健康食として人気は高いためある程度の規模の都市であれば日本食レストランはありますがこれがクセモノです。多くのレストランがアメリカ人を顧客として意識しているか、シェフが日本人でないため味が日本人好みとなっていないのですが、こればかりは口にするまで分かりません。

 数々の失敗を経てようやく発見した避けるべき店に関する法則は以下のとおりです(一般的な法則で特定の店に対する批評ではありません)。@日本では見ないようなコテコテの屋号のところ(例:将軍、富士山、寿司ボーイなど)、Aメニューに他のアジア料理が載っているところはシェフが日本人でない(例:日本料理店なのにチゲ鍋があったりする)、B日本食であっても見たことがないメニューがたくさんある(例:○○テリヤキ、ヒバチなど)、C中を覗いて客層に非アジア系が多い(ウェイターが非アジア系であることは問題とならない)。でも、口コミが一番です。

 おいしいところを発見したとしても問題はアメリカの日本食は毎日行くような値段ではないことです(ロサンゼルスとその周辺は例外)。トンカツを食べただけで15ドル、ラーメンでも10ドルは普通です(日本のありがちチェーン店レベルかそれ以下の味)。かつ家の近所に必ずしもあるわけではないので(あっても自分の口に合わないところだったりする)結果的に自分で作った方が早いし味もマシということになります。日本料理の材料はアジア系のスーパーに行けば日本より若干割高ですが手に入ります。

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  アメリカの方がおいしいものvs日本の方がおいしいもの

 日本食以外の料理に関しても概して日本人の口に合わないことが多い(味の好みは相対的なのでマズいという言葉は使いたくない)のがアメリカですがいつもそうではありません。そこでメジャーな料理の種類ごとに一般的な批評をしてみたいと思います。

アメリカ料理(ファーストフード): マクドナルド、KFCなど日本でもおなじみのチェーン店はアメリカでも同じ。予算を抑えたいけど外すのは嫌だという向きには無難な選択です。でも僕はほとんどこの手の店のお世話になることはありません。

アメリカ料理(ハンバーガ、ステーキなど): ファーストフード系列ではないアメリカ料理については大味という一言に尽きます。もちろん値段が高い分だけファーストフードよりはおいしいですが味の向上よりボリュームを増やす方に力が注がれているような気がします。例えばサラダ自体がメインデッシュだったりするのですが洗面器みたいな容器に入ってでてくることすらあります。これらに直接対応するカテゴリーの料理は日本にはありませんが日本にある似たものと比べる(例えば和牛ステーキ)と比べれば日本の方が勝ちです。ただし南部のケイジャン料理はかなりおいしいと思います。

イタリア料理: 単純な比較ができないのがこのカテゴリーです。あえて言えばおいしいところとおいしくないところの差が極端。パスタなどがいい例でダメなところに行くとフニャフャになるまで茹でたパスタに缶詰っぽい味のトマトソースが上に載っているなんてのもあります。アルデンテに茹でてあっておいしいところもありますが少数派です。ピザはほぼ全ての生地がふわふわしたパンで、薄いサクサクした生地を見ることはありません。またトッピングのないプレーンピザは安いですが具が増えるにしたがって結構なお値段になります。ただしイタリア人に言わせるとアメリカも日本も全くダメなようなのでそもそも比較すること自体が間違っているのかもしれません。

中国料理: 僕はアメリカの方が上だと思いますがラーメン屋の中華料理でないとダメな人は日本の方がおいしいと感じると思います。でもラーメン屋の中華は完全に日本人向けの味で中国人に言わせると完全なインチキです。例えばレバニラなど日本以外の中華料理屋のメニューに載っているところを見たことがありません。アメリカの中国料理がおいしいのは中国からの移民が元の文化を守っているからです。かつ安い。ただしパンダエキスプレスなどのアメリカ人向けのテイクアウトのところはダメです。油っこくて甘い炒め物を食べることになります。日本食の項で述べた鉄則を準用して店選びをしてください。

韓国料理: 日本風にアレンジされた味ではなく本場韓国に近いです。僕はこちらの方が好きですが韓国に行っておいしいと思った人にはお奨めです。何より素晴らしいのはメインデッシュを一つ頼んだだけでキムチなどの付け合わせが10種類くらい出てきます。日本で別々に頼んだら大した値段になってしまうのでそれだけでも日本の韓国料理に対するアドバンテージです。味は店によって若干バラツキがあり近所にある韓国人に評判の悪い店は僕が食べてもあまりおいしくありません。でもアメリカ人が結構入っているので日本料理店選びの法則はここにも通用するようです。

インド料理: これは長い粒のサラサラしたインディカ米をどう評価するかによって大きく変ります。僕はインドカレーにはインディカ米の方がおいしいと思うのでアメリカのインド料理は好きですが、ごはんはいかなる場合もモチモチしてないとダメという人は日本の方がマシでしょう。ルーは日本のインド料理店で食べるものと大差ありません。問題はメニューを見てもどんなものが出てくるかさっぱり予想がつかないことです(インド料理を英語で説明されても調理法が想像もつかないから理解できない)。よく行くレストランだったら間違いはありませんがぶらりと入ったりすると辛いです。ちなみに日本風のカレーはインド料理ではないので日系の店に行くと食べることが出来ます。

ベトナム料理: 文句なくアメリカの勝ちです。日本のベトナム料理は高いですがここでは5ドルも出せばフォー(ベトナム麺)を食べることができます。味もさっぱりして日本人好みですのでアメリカに長期間いる人はぜひ試してください。

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  行く場所と時期の失敗

 一般的に観光シーズンと言えば夏ですがこの法則は常に正しいわけではありません。例えば自分で経験したり人から聞いた失敗談の例を挙げていくと切りがありません。

問題例1−夏のニューヨークに行ったら演劇が休みだった。
対応策:ミュージカルは年中やっていますがクラシック音楽やオペラなど古典的なものは夏は休みです。地方公演に行ってる場合もありますが観劇等が目的であれば素直に夏は外しましょう。クリスマス前あたりが一般的には一番いいのではないでしょうか。

問題例2−夏のフロリダに行ったら蒸し暑くてビーチで寝る気がしなかった。
対応策:これもありがちな間違いですが東海岸は東アジアと同じように夏は蒸し暑いです。素直に夏は外すか目的地を西海岸に変えましょう。涼しくなってから避寒で来るのが正解です。

問題例3−冬に東海岸・中西部に旅行に行ったら寒くて外に出る気がしなかった。
対応策:こればかりはどうしようもありませんが寒いのが苦手な人は冬の厳しい東海岸・中西部は避けるべきです。ただしエンターテイメントは冬の方がいいのではないかと思います。

問題例4−夏のアリゾナに行ったら灼熱地獄だった。
対応策:これはカリフォルニアのパームスプリングスにも該当しますが夏はとんでもない暑さです。無条件にこの時期は外すべきです。冬に行きましょう。

問題例5−冬に南部に行ったらちっとも暖かくなかった。
対応策:勘違いしている向きが多いですが南部にはれっきとした冬があります。日本と同じくらいと思っていた方が正しいです。夏は蒸し暑いので春秋が一番だと思います。

問題例6−ピークシーズンに行ったらどこも混んでいて行きたいところを回りきれなかった。
対応策:ピークを避けてオフシーズンに行くと価格面などでメリットが出てきますし、観光の効率も上がります。

問題例7−オフシーズンの観光スポットに行ったら閉まっていた。
対応策:事前に電話をするかHPをチェックしましょう。

 これらの間違いをよく分析すると「情報不足」の一言に尽きます。僕も数々の間違いを犯しているので人のことは言えないのですが事前に下調べをきちんとすることで殆どの問題は回避できます。単純な思い込みは避けましょう。特に日本から高い航空運賃を払って来た方は失望は何倍にもなると思います。今は英語のホームページで大体の情報はチェックできますので煩わしがらずにきちんと読みましょう。日本語の情報は大体の雰囲気をつかむのには適していますが細部を詰めていくのには情報の新鮮さの点で向いていません。

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  交通ルール

 大きなところでは万国共通だと思いますがやはり国柄を感じてしまうのが交通ルール。アメリカ以外の国では海外旅行でレンタカーはあまり一般的ではありませんがこの国では街を離れると必須のため、旅行客でも慣れない環境で運転することとなります。そこでメジャーな交通ルールの違いを列記してみました。

右側通行:まず日本人が最初に戸惑うのがこれ。しかし左側通行は世界でも圧倒的に少数派なのだからこればかりは慣れるしかありません。更に困ったことにウィンカーとワイパーの向きも逆です。ミッションのシフトレバーの操作も右手です。マニュアル派の人には辛いと思います。通行の多いところではまず大丈夫ですが、周囲に車がいないところで左側通行してしまい対向車が正面に突如現れ慌てることもあります。

左折(日本で言う右折):日本風に考えると直進車等が進行した後に左折信号が現れますが、アメリカではまず左折信号でその後は左折禁止になるところが多いです。ぼーっとしているとタイミングを逃すばかりか後続車から鳴らされますので注意しましょう。

右折(日本で言う左折):日本と決定的に違うのが周りに障害がなれけば赤信号でも右折できてしまうところです。ただし一時停止は必要です。知らないと後ろから鳴らされますので注意しましょう。

止まれ:日本では一時停止の標識がある場合は優先車線がはっきりしていますが、アメリカでは四方向とも停止する(Four Way Stop)ところが主流です。その際の優先順位は先着順です。

青黄赤:これは色彩感覚の問題ですが英語では緑(Green)黄(Yellow)赤(Red)です。

高速合流:高速の合流車線が日本に比べて著しく短いので一気に加速して合流しなくてはなりません。マイナーな出口では一時停止後に合流車線なしで入るところも多々あります。

駐車違反:日本では30分までは駐車違反は大丈夫という暗黙の了解があるようですが、アメリカではその場を離れた瞬間に切符を切られます。車に誰かがいる限りは大丈夫というのは日本と同じようです。標識に詳細に駐車のルールが書いてありますのできちんと読んでから止めましょう。また都心部を離れると無料で合法的に路上駐車できる場所が多々あります。

飲酒運転:飲酒運転が重大な違反だという点では日本と同じですが検挙後のペナルティは日本より重大です。一晩監獄に入れられた上に裁判等で100万円以上かかるそうです。車が必須の道具のこの国で免許も取り上げられてしまうので絶対にそういうことにならないようにしましょう。とはいえ厳罰の割にバーの周りが車だらけなんてのは日常の光景でもあります。

レンタカー:日本と全く違うのが保険が別売だということです。というのもアメリカでは自家用車保険がレンタカーまでカバーしているので自分の車を持っている人は保険を付ける必要がありません。結果的にレンタカー自体は安いが保険を付けると高いということになっています。

相乗りレーン:アメリカの大都市にはカープールまたはHOVと呼ばれる相乗りレーンがあります。大体は中心の追越車線ですがたまに完全に分離されたレーンであることもあります。標識に何人以上と書いてありますのでそれ以上載っている場合のみ走行可能です。このルールの違反に対する罰金は高いので要注意です。

取締り:主なパターンは@木や橋の影(西部アリゾナではサボテンの後ろにいた!)に隠れてスピード違反を待つ、A一時停止の標識の付近で張る、B信号の近くの影に隠れ違反車を検挙、C挙動不審車を捕まえて飲酒運転や麻薬の検査をする、などです。なお検挙時には青赤色灯を光らせて近づいて来ますが日本と異なり音は鳴らしません。この場合はおとなしく路肩に移動して停止しましょう。東海岸では15マイル超過までは大丈夫なようですが自分が一番速い車にならないように周囲を確認しましょう。

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  交通マナー

 世界数十カ国を過去に旅行した経験ではアメリカも高い方ではありますが日本の譲り合い精神とはまったく違う交通ルールの世界でもあります。そこで日本人が驚く交通マナーを紹介したいと思います。簡単に免許が取れる(僕の場合は筆記実技合わせて二日)アメリカならではの光景だと思ってください(アメリカの名誉のために言うと誰でも取れる訳ではありません。何回も落ちる人もいます)。

ウィンカー:出さない、または、曲がるまで0.5秒程度の人が多いです。出さないのは周りに車がいないとき(というかドライバーがそう判断しているとき)。短いのはとっさに曲がると判断したか、出せばいいんだろう、と判断したかどちらかと思われます。

車線移動:一気に2−4車線移動する人が多々見られるます。日本と異なり車線が多い(片側5車線など)のと出口が頻繁にある(多い場合は1kmに3つ以上)のが大きいと思われます。これは運転技術というより道路構造の問題のような気がします。

車間:狭い。都市部では100km走行でも日本の60km走行以下の車間しかないので車間に関する常識が全く違うようです。日本並に車間を空けると割り込みを招きかえって危険。地域によって車間感覚は違うので容易に割り込まれないその土地の限界距離を把握することが重要。ただし危険ドライバーはどんな距離では入ってきます。

ハイビーム:信じられないことに都市部でもハイビームを使う人がたくさんいます。パターンを見ていると2つあるように見受けられます。一つ目は整備不良で光軸がずれている場合、二つ目は先行車両をあおるために使っている場合です。前者は片目だけハイビームですし、後者は追越車線を猛進していることが多いので大体分かります。

追越し:これは地域差がはっきり。都市部はレーストラックと勘違いしているような乱暴なジクザク走行が目立ち、田舎では低速走行車が低速走行車を追い越す状況に直面します。どちらも全車両の平均走行速度を落とす原因となります。

クラクション:アメリカ英語ではホンキングですが東海岸の都市部ではうるさいです。その最たるのがニューヨークのマンハッタン、少しでも気に入らないことがあると鳴らします。リンカーントンネルへの全く動かない渋滞で真後ろの中年女性に鳴らし続けられた時はかなり腹が立ちました。彼女のイライラは分かりますが僕には何の罪もありません。東海岸以外ではそういうマナーはありません。

二重駐車:日本ではかなり悪質なマナー違反ですが、アメリカではそうでもないようです。住宅地での配達人は大体二重駐車したまま家に行きます。ただ、引越しの車両が二重駐車したまま何時間もいたり、通勤時間の幹線道路を塞いでいる車がいるのはいかがなものでしょうか。

整備:問題ある車が多い。車検制度はあるが受けていない車が多いようです。僕も昔の車の車検で不合格になった経験があるので言えるがアメリカの基準自体はそれほど優しくありません。にもかかわらず排ガス出し放題のような車を見るにつれ制度が予定どおり機能していないことを感じます。動かない渋滞で目の前が異常な排ガスを出してると閉口します。

保険:高い、と思ってたらに保障額の割には高くないらしいです。要するに日本人のように保険に多くを期待せずに自ら事故を起こさないことを信じるということなのでしょうか。その割に運転が乱暴と思ってしまうのが常ですが。なので相手が十分な保険を持っていなかった場合の保障は自分で金を払って買わないといけません。これが結構な額。納得がいかないものがあります。

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  信用履歴(クレジットヒストリー)

 旅行者の方にはあまり縁のない話ですが、アメリカで様々な契約をする際に問題になってくるのが信用履歴(クレジットヒストリー)です。これは過去にクレジット(広い意味で借金)に対してきちんと支払いをしているかを記録しておりそれを点数にしています。日本ではカードの審査は職業と年収が基準となっていると思いますがアメリカの場合は信用審査機関が過去の支払記録から信用度を算出します。個別の金融機関は職業、年収等を勘案して最終的な判断を下します。

 アメリカのクレジットカードは全てリボルビングで毎月全額を支払った場合のみ金利がかかりません。そのようにしていた僕の場合は一年ほどでクレジットスコアがアメリカ人の平均の上位30%まで上昇しました。しかし一年ほどでそこまで上昇するということは残りの70%は一体どんな使い方をしてるのでしょうか、、、、

 しかし、クレジットカードである程度の信用を得られると邪魔なくらいの勧誘が来るようになります。信用審査機関に紹介して自分のクレジットスコアを出してもらったのですが、信用供与額に対して使いすぎなのでもっとカードを持ちましょうとのこと。これって矛盾してないですか。そこで最近新しいカードを作ったら勧誘が減ったので今の使用限度額合計が適正水準ということなのでしょうか。

 それだったら現金でいいや、と思った方はそれは間違っていないのですが余計な費用がかかります。信用がないと公共料金を引く際にも前払担保を要求されたりします。これが何とも腹立たしいのです。結果として多くの人は銀行に預金があるにもかかわらずカードで買い物を続けてクレジットヒストリーを作る努力をすることになります。この国では無借金は懸命な選択肢ではないのです。程ほどの借金をコツコツ返済している人の評価が高いのです。

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  チップの渡し方

 アメリカに住んでいても未だにしばしば悩むのがチップ。大体の適正相場というのはあるのですが細かいところで悩むことがあります。旅行者の方にとっては煩わしい問題だと思いますので、概ねの基準を紹介したいと思います。

レストラン:15%渡せば十分ですがニューヨークなどは17%が基準額のようです。現金で支払ったときは会計後にお釣りから適正額をテーブルに残します。不足する場合は追加します。きっちり15%である必要はないのでキリのいい額で構わないです。図々しい店では「お釣りは要るか?"Do you need change?"」と聞いてきます。カード払いの時はサインする前にチップの額と合計額を伝票に記入します。どうも中華街の超チープな店ではチップはウェイターが持ってきてくれてもチップは不要なようです。他の客の行動を見て判断。カフェテリア、ファーストフードなどセルフ方式のところはチップ不要。食べ放題のバフェでは帰る際にテーブルに一人一ドルを置きます。

タクシー:15%です。ただし最低額は50セントとのこと。頭でチップの額を計算してそれより多い額を渡して釣りの額を指定しましょう。5ドル渡し釣りとして1.5ドルが適正額なら"Give me one-fifty."と言えば簡単に通じます。タクシーの運転手は英語がイマイチなことが多いので面倒な表現は避けましょう。友達と相乗りして何箇所も回ってもらったなどの場合は20%くらいあげてもいいと思います。

シャトルバン:空港からホテルに向かうようなシャトルバンの場合はドライバーに一人一ドルが相場です。距離がとても長いとか荷物が特別に多い場はもう少しあげましょう。空港周辺の民間駐車場からターミナルに行く際も同じです(公営駐車場はチップ不要)。時間とルートの決まった空港バスは通常チップ不要です。

ベルボーイ:荷物一つにつき一ドルと言われているが家族で荷物が計10個あったからといって10ドル渡す必要はないと思います。1つなら1ドル、3つなら2ドルといった具合に臨機応変に対応していきましょう。

メイド:枕元に一ドルというのは過去の話です。何泊もして対応に気に入ったときだけ置けば十分です。

駐車場:セルフ式でないバレー(Vallet)パーキングでは出発時に車を持ってきてもらった際にドライバーに一ドルあげましょう。一ドルが適正額かは不明ですが嫌な顔をされたことはないので問題ないでしょう。

ツアーバス:ツアーの最後にチップをドライバーまたはガイドに渡すのが望ましいようですが、僕自身がツアーにあまり縁がないので適正額の算出方法は分かりません。

商店等:デパートなどで物品を購入する際には何をしてもらってチップは不要です。公的サービスも当然のことながら不要です。

注意事項:チップが伝票に既に含まれている際は二重に渡さないように。例えばレストランでは五人以上の場合は自動的に含まれていることが多いです。その際はチップ(Tip)ではなく婉曲表現としてGratuityという言葉が頻繁に使われるので注意。伝票をジロジロ見るのはこの国では決してマナー違反ではありません。タクシーにメーターではなく定額で行ってもらう際は全て混み(Everything is included)か確認が必要です。

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